中国経済“悪夢”のシナリオ現実味 専門家「さらなる失速の恐れも否定できず」 (5/5ページ)

 中国政府が掲げる成長率目標の下限(6・5%)の達成が危ぶまれる状況となれば、長期計画の前倒し執行など、さらなる景気対策に踏み切る可能性が高いとされるが、三尾氏は「それが無ければ(中国経済は)失速する恐れがある」と指摘する。

 さらに悲観的なシナリオとして、三尾氏は「国有企業改革が進まない中で、民間企業が新たな投資分野を開拓するのは容易ではなく、民間投資は低迷を続ける可能性も低くない。中国政府が景気対策を打ち出さず、国有・持ち株企業の投資が息切れすることになれば、実質成長率が6%を割り込む可能性も否定しきれない」と言い切る。