
日米金融当局首脳の最近の主な発言【拡大】
直近では「日米とも(政策変更はなく)無風」と分析するエコノミストも増えてきた。FRBが利上げに動かず、日銀が追加緩和するのみでは円安が持続せず、追加緩和の効果が“帳消し”になる恐れがあるからだ。
みずほ証券の上野泰也氏は「現在の為替水準であれば、日銀は今後の円高に備えて追加緩和カードを温存するだろう」と予想する。消費者物価は5カ月連続で下落しているが、今回は政府からの追加緩和圧力がほとんどないという事情もある。
日米の金融政策決定会合が同じ日程で開催されるのは2年5カ月前の2014年4月まで遡(さかのぼ)る。当時はそろって金融政策を据え置いた。果たして今回はどうなるか。「世界市場の9月最大の関心事」とあって投資家は固唾をのんで見守っている。(飯田耕司)