9月4~5日に中国・杭州で20カ国・地域(G20)首脳会議が開催された。閉幕後、議長を務めた習近平国家主席は大成功だったと自画自賛したが、事実、中国が議長国となるのは初めてとあって、厳重な警備態勢をはじめ大国のメンツをかけて行われた。とはいえ、これが“中国流おもてなし”なのか、その場しのぎも散見された。
空港にG20専用レーン
空の玄関口となった杭州蕭山国際空港。オバマ米大統領の乗る専用機「エアフォースワン」に赤絨緞を敷いたタラップが用意されず、そのうえ、米中の職員が怒鳴り合う騒ぎもあったが、空港内には「G20レーン」なるものが設けられ、記者も含め関係者は優先的に入・出国審査が受けられるようになっていた。
ただ、当局は首脳会議の期間中、学校や企業を休みにして郊外への旅行を推奨。そのせいか、一般レーンはがらがらで、G20専用レーンの方に行列ができてしまい、一部の記者は一般向けに回るよう指示された。
テロを警戒し、街中は至るところに警察車両や警備員の姿が目立った。歓迎式典が行われた会場の西湖周辺は道路自体が封鎖され、一般車両は乗り入れ禁止。タクシーで近寄ることもできなかった。