【新興国に翔ける】アフリカのタンザニアで見た中国の脅威 ビル建設も安値で次々と受注 (3/3ページ)

 しかしながら、日本企業が海外で成功を収めた例も忘れてはならない。中国政府の依頼を受けて、森ビルが上海に建設した複合都市「上海環球金融中心」は記憶に新しい。まさに森ビルの都市づくりのノウハウを注ぎ込んだ、彼らにしか造れないドリームプロダクトだといえよう。予算が豊富な国においては、こうした「日本クオリティ」が生きることも往々にしてあるのだ。

 中国のように、コモディティ化されたビルをどんどん建てるか、日本クオリティを追求してドリームプロダクトを造り出すか。日本の建設会社は、岐路に立たされているといえるだろう。

                   ◇

【プロフィル】森辺一樹

 もりべ・かずき 海外販路構築のスペシャリスト。10年以上にわたり1000社以上の海外展開の支援実績を持つ。アジア新興国市場の販路構築が専門。海外市場開拓コンサルタントの第一人者として活躍中。“アジアで売る”ためのノウハウをネットラジオで無料配信中! www.spyderagent.com/podcast

 >>森辺氏のツイッターは @kazukimoribe