サムスン“火噴きスマホ”だけではない韓国企業の信用問われる事態 現代自動車にも欠陥疑惑 (3/3ページ)

手袋で梱包を

 さらに、スマホの回収にユーザーは手を煩わされている。

 携帯端末の業界関係者らが参加するブログサイトによると、リコールで店舗への持ち込みではなく、輸送でノート7を返却する場合、防火対応の厳重な特殊段ボールの箱が届けられたという。発火しても燃え広がらないようにノート7を入れる箱の内側はセラミック繊維が練り込まれ、作業を行うための専用の手袋がついている。まるで爆弾処理のようだ…。

 返品回収台数は、販売済み製品のほぼ全量にあたる250万台、米国や韓国など10カ国・地域に及ぶとみられ、消費者への影響は多大だ。

現代自は大丈夫?

 韓国を代表する世界企業、サムスンで起きた不祥事は、韓国経済の大きな懸念材料だ。サムスン株はノート7の販売停止の発表後に急落、株主を不安に駆り立てている。

 また、ここにきて今度は韓国・現代自動車のエンジンの欠陥の可能性が指摘されるという新たな問題が浮上してきた。

 朝鮮日報(日本語電子版)は、自動車安全研究院が現代自の「シータ2エンジンに対する製造欠陥調査を開始した」と報じた。同紙によると、米国では、「シータ2エンジン」を搭載した車をめぐる集団訴訟で、約88万台に対して無償のエンジン点検や保証期間の延長で合意した。韓国でも同じエンジントラブルが起きないかなどの調査に着手したという。

 現代自は、米国の製造工程に問題があったとの立場だが、試験でエンジン停止などの欠陥が発見されれば、リコールが現実味を帯びる。

 韓国の大企業をめぐっては、最近でも海運大手、韓進海運が破綻し、多くの荷物が、陸上に荷上げできなくなり、米国のクリスマス商戦への影響が懸念されたばかり。相次ぐ有名企業の問題は、韓国企業全体への不信を高めかねない。