ロシア東シベリアのバイカル湖のほとりにある日本人抑留者の墓地をロシア企業が整備した。社会貢献事業の一環で、現地での日ロ友好に寄与する狙いもあり、来月3日の記念式典には山本広行駐ハバロフスク総領事が出席する。
整備されたのは、イルクーツク市近郊リストビャンカ村の日本人墓地。厚生労働省によると、現地には62人が埋葬されたとの記録があり、2013年の調査で8柱を収集した。残る遺体は周囲のロシア人墓地に埋葬されたとみられている。
整備を手掛けたのはイルクーツク州内で大規模製材所を経営し、対日輸出も行う「ロシア森林グループ」。今春に着手し、壊れていた柵の修復や通路整備に加え、新たに駐車場もつくった。
同グループ広報責任者のチェルノウドフ氏は「長崎では日露戦争でのロシア人戦死者が丁重に葬られている。われわれも日ロ双方の戦死者を尊重していることを示し、友好の象徴にしたい」と語った。(共同)