
ライトアップされて輝く「ザ・パリジャン・マカオ」(ザ・パリジャン・マカオ提供)【拡大】
そんな現状もにらみながら「ザ・パリジャン・マカオ」では、カジノ主体のレジャーから子供連れのファミリー層も取り込む戦略を打ち出した。ゆったりとホテルライフや買い物を楽しんでもらおうと子供用のプールや遊具を備えたキッズルームも完備する。
さらに、大規模な国際会議や学術会議、展示会や見本市を開催できる施設を建設し、ビジネス・イベントの拠点としての顔もアピールしている。
隣接する国際ビジネス都市・香港からもマカオの発展に期待する声が上がっている。香港を代表する航空会社、キャセイパシフィック航空の重村長門・東京旅客営業支店長は「IR開発が進むマカオと香港を面的に売り込むことができる」と声を弾ませた。
香港~マカオ間はフェリーで約1時間。現在、海上大橋が建設中で2018年にも開通が見込まれている。陸路でつながれば香港~マカオ間の行き来も盛んになるだろう。
日本にもビッグ・ベンや金門橋?
“カジノ王”アデルソン会長は「日本に行きたくて仕方がない」と話し、日本のIR法案成立に期待を示した。さらに今後のIR展開について「アイコン(視認)的な建物を建設したい」と発言。サンズ社はマカオにベネチアやパリをテーマにしたIRを建設し、シンガポールではあの「マリーナ・ベイ・サンズ」を運営する。3棟の超高層ビルが空中庭園を支える独特な外観。アイドルグループ「SMAP」のCMでもおなじみだろう。
新たなIRのテーマとなる都市として、アデルソン会長はロンドンやサンフランシスコを挙げた。近い将来、日本にもビッグ・ベンやゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)がお目見えするのだろうか。