欧米FTA交渉は中断も EU通商担当、対日は順調

 欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)は11日、EUと米国の自由貿易協定(FTA)である環大西洋貿易投資協定(TTIP)の交渉は米大統領選でのトランプ氏勝利により中断に追い込まれる可能性が高いとの認識を示した。

 一方、日本と年内の基本合意を目指す経済連携協定(EPA)交渉は「順調に進んでいる」と述べた。 EU貿易担当相会合後の記者会見で明らかにした。マルムストローム氏は対米交渉について「中断するだろう」とした上で「ボールは相手側にある」と述べ、米新政権の出方を見極める姿勢を示した。

 米国とEUは2013年、TTIPの交渉開始を宣言。EU内での反対も根強く、来年1月のオバマ米大統領の任期終了までの合意は困難視されている。(共同)