
就任演説で拳を振り上げるトランプ米大統領=20日、ワシントン(ロイター=共同)【拡大】
たった今、ここからすべてが変わる。この瞬間はあなた方の瞬間だ。あなた方のものだ。ここに集ったすべての人、米国中で(式典を)見守っているすべての人のものだ。今日はあなた方の日、あなた方の祝祭だ。
この米国はあなた方の国だ。大事なのは、どの政党が政府を支配しているかではない。われわれの政府が国民によって支配されているかどうかだ。
2017年1月20日は国民がこの国の支配者になった日として記憶されるだろう。わが国で忘れられていた人たちは、もう忘れられることはない。
いま、みんながあなたの言うことに耳を傾けている。あなた方、何千万という人たちが、歴史的現象に加わるために来た。世界がかつて見たことのないような現象だ。この現象の中心には決定的な信念がある。国家は市民に奉仕するために存在する、ということだ。
米国民は子供たちのためにすばらしい学校を欲している。家族のための安全な環境、自分自身のためのよい仕事を求めている。善良な市民として、まっとうな要求だ。
しかし、多くの市民にとって現実は異なる。母親と子供は都心のスラム街で貧困にあえぐ。さび付いた工場が、墓石のように国のあちこちに立っている。教育制度に金がつぎ込まれても、若くて優秀な学生は知識を得られずにいる。犯罪と悪党、麻薬は多くの生命を奪い、わが国の可能性の芽を奪ってきた。
米国の惨状はここで終わる。たったいま、ここで終わる。われわれは一つの国家であり、彼らの痛みはわれわれの痛みだ。彼らの夢はわれわれの夢だ。彼らの成功は、われわれの成功になる。われわれは一つの家、輝かしい一つの運命を共有している。