
トランプ米大統領(AP)【拡大】
トランプ大統領が今のところ主張する保護主義や移民の流入制限などは、これまでの米国の成長を牽引(けんいん)してきた「イノベーション」を阻害し、富める者を抑制することで分断を生んだ格差を縮小させるのかもしれない。しかし、その結果、果たして米国民は幸せになれるのだろうか。
実は先進国の中でもイノベーションが起こりにくく、成長しない代わりに格差も少ない国の事例があるが、結構のんきにやっている。残念ながら国名は秘密である。
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【プロフィル】板谷敏彦
いたや・としひこ 作家。関西学院大経卒。内外大手証券会社を経て日本版ヘッジファンドを創設。兵庫県出身。著書は『日露戦争、資金調達の戦い』『金融の世界史』(新潮社)など。61歳。