
乳幼児のお父さん向けプログラムで、子供と遊ぶ“イクメン”たち【拡大】
板橋区では、キッズデザイン賞を受賞した取り組みなどについて、現在も継続しているほか、新たな施策にも取り組み始めている。例えば、流通大手のイオンと連携して進めている「子育て出張相談」では、区内にあるイオンの店舗に職員が出向き、子育てに関する相談を受けている。区内の児童館は乳幼児親子向けの支援拠点となり、小学校で放課後の子供たちの居場所となる「あいキッズ」と機能分担を図った。
「赤ちゃん出会いのひろば」は現在、「子育てひろば」として活動を拡充し、全26児童館で乳幼児親子向けの相談会やプログラムを毎日開催している。これにより、当初は18%だった0歳児の児童館登録の割合は、3倍以上にまで増えた。「今後はスマートフォン向けのアプリを通じた子育て関連情報の発信なども進め、施策を充実していく」(椹木課長)としている。
さらに板橋区では「16年から妊婦面接を本格化し、児童館と連携した『いたばし版ネウボラ』を進めている」(板橋区生きがい部健康推進課の新部明課長)。今後は妊娠期から子育て期、そして若者まで、“切れ目なく”一貫して支援していくことが重要、との認識から「組織体制を含め、支援のしくみを強化していきたいと考えている」(同)という。
先進的な施策を次々と打ち出している同区の動きは、多くの自治体にとって大きな刺激になりそうだ。(キッズデザイン取材班)