経産省若手官僚の「本音」、ネットで賛否 『昭和モデル』前提では「変革進まぬ」 (2/4ページ)

経産省若手の報告書「不安な個人、立ちすくむ国家」
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 メンバー最年長の通商政策局通商戦略室の宮下誠一室長補佐(37)は「(菅原郁郎事務)次官から『本質を投げかけるような表現にするように』と、何度も修正が入った」と振り返る。報告書には、個人が抱えている不安や不満を「そろそろシンガポールに脱出かな」「受験、就活、婚活、保活…自分で決めろといわれても、そんなにうまくいかない」などと表現している。

 また、「今の社会システムは、高度経済成長まっただ中の1960年代の日本社会を前提につくられたもの」とし、それが定着した世代の人生と、現役世代の人生とを比較。「結婚して、出産して、添い遂げる」という生き方をする人が50年代生まれは81%、80年代生まれは58%、「正社員になり定年まで勤めあげる」という生き方をする人は50年代生まれが34%、80年代生まれが27%といった試算を紹介している。

 その上で「『サラリーマンと専業主婦で定年後は年金暮らし』という『昭和の人生すごろく』のコンプリート率は、既に大幅に下がっている」と指摘。「今後は、人生100年、二毛作三毛作が当たり前。にもかかわらず、『昭和の標準モデル』を前提に作られた制度と、それを当然と思いがちな価値観が絡み合い、変革が進まない。これが、多様な生き方をしようとする個人の選択を歪(ゆが)めているのではないか」と問題提起した。

「霞が関にも人間がいた」「こんな官僚がいたなんて」

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