
会見で民進党の代表を辞任する旨を表明する蓮舫代表=27日午後、東京・国会(春名中撮影)【拡大】
民進党の蓮舫代表は27日午後、国会内で記者会見し、党代表を辞任する考えを表明した。「どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか。より強い受けになる民進党を新たな執行部に率いてもらうことが最善の策だ」と述べた。詳細は次の通り。
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《記者会見の冒頭で蓮舫氏が3分余り、代表辞任を決断した理由について説明した》
お疲れさまでございます。きょうは、私からまず報告をさせていただきたいことがございます。民進党の代表を引く決断をしました。先ほど開いた臨時の執行役員会で了承をいただきました。まずご報告させていただきます。
25日に両院議員懇談会が開かれました。東京都議選の総括ならびに(野田佳彦)幹事長の重い決断をお伝えして、議員のみなさんの率直な思いに耳を傾けました。(全国11の)ブロック(ごとの国会議員)会議を通じて、今回の両院議員懇談会の、皆さんの仲間の思い、直言を耳にして、深く深く胸に入れ、昨日、人事に向けてゆっくりと考えました。熟考を一日させていただきました。
どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか。力強く、私たちがしっかりと皆さんに託していただける民進党であれ、と国民の皆様方に思っていただけるのか。そのとき、やっぱり考えたのは、人事ではなくて、私自身をもう一度見つめ直さなければいけないと思いました。