
会見で民進党の代表を辞任する旨を表明する蓮舫代表=27日午後、東京・国会(春名中撮影)【拡大】
--今後、代表選がある。スケジュールは
蓮舫氏「きょう執行役員会でご了承いただきましたので、党の規約に基づいて常任幹事会、そこで提起して、その後、両院議員総会になると思いますが、速やかに代表選に入っていただいて、新たな代表を選んでいただいて、新たな執行部をつくっていただいて、今の安倍内閣、新しい閣僚、新しい布陣になるかもしれませんが、首相は代わらないわけですから、やはり国民の皆様が思っている不満をしっかりと代弁し、それに代わり得る民進党ここにありという態勢をつくってもらいたいと思います」
--代表辞任の決断は、(7月2日投開票の)東京都議選の結果を受けてということか
蓮舫氏「都議選は1つのきっかけではありますけれども、直接の原因ではありません。ここは明快にさせてください。ただ、都議選の結果を通じて、丁寧に仲間の声に耳を傾けて、いろいろな声を受け止めながら、私は代表になってから、ちゃんとみんなの声に向き合ってきたのだろうかという、その反省の部分、自分に足らざる部分にも気づいたことも大きいと思っています。
いろいろと総合的に勘案して、そしてより強い受け皿となる民進党を今、迅速につくることが、代表として私がやるべきことだとの判断です」
--昨年9月の代表就任から1年たたずにこういう結果になった。足らざるところ、耳を傾けなかったところは、具体的にどこか
蓮舫氏「おそらく私に足りないと思えるものは、メディアの皆様方、あるいは党内の皆様方の判断を尊重すべきだと思います。ただ、自分の中で昨日一日考えたときに、やっぱり遠心力を働かせてしまった。それを求心力にどうやったら持っていけるんだろうか、という部分でいろいろ考えた結果、その思いというのが今回の引くという判断につながったということだけは伝えさせてください」