
会見で民進党の代表を辞任する旨を表明する蓮舫代表=27日午後、東京・国会(春名中撮影)【拡大】
--野田幹事長の後任人事について、複数の議員に打診はしたのか
蓮舫氏「人事には着手していません」
--次期衆院選で東京都の選挙区に「くら替え」出馬すると明言したが、その考えに変わりないか
蓮舫氏「このことも含めて、一度立ち止まります。一度立ち止まって、ここも、もう一度考えます」
--安倍内閣の支持率が下がってきていて、民進党が受け皿になり得ていない理由は
蓮舫氏「ひとえに私の足らざる部分だと思っています」
--野党第一党の代表として、存在感を示せなかったのはどうしてだと考えるか
「いろんな理由が複合的にあると思います。全て私の足りない部分、そこに起因しています」
--足りない部分とは具体的にどういうことか。なぜ遠心力が働いたのか
「政党は多様な声を持った議員が、しっかりとその声を1つにまとめて、思いを1つに動いていく。その部分で統率する力が私に不足していたという判断です」
--先の両院議員懇談会で「次世代の民進党」をつくるとしていたが、後任の代表の人物像は
「引いていく私が特段、注文をつけることをしてはいけません。ただ、わが党には経験のある人も、あるいは志が常に高い仲間と、そして若くてチャレンジ精神がある素晴らしい仲間がいるので、求心力を高める執行部ができることを、切に切に願います」