最も豊かな地域に
また、2016~50年の年平均成長率では、ベトナムがトップで5.0%、予測GDP世界順位は現在の32位から20位まで上昇し、3兆1760億米ドルに達するとの予測だ。他のアジア諸国(インド、バングラデシュ、パキスタンなど)も平均4%以上の年間成長率を達成し、そのGDPも世界の25位以内に入ってくることになる。
1989年、独経済史家のアンドレ・グンダー・フランクは「リオリエント」(2000年に藤原書店が邦訳出版)を著し、世界経済の中心が次第にアジアに戻ると述べたが、まさに2050年までの世界経済の展開はアジアを中心に進むことになるのだ。
PwCの予測によると、50年でのPPPベースのGDPのトップ25カ国のうち、11カ国がアジア諸国なのだ。中国とインドを中心に、東南アジア、南アジアの国々が大きくGDPを拡大してくるというわけなのだ。第二次世界大戦前に欧米によって植民地化されたアジアは大戦後次々と独立し、21世紀には世界で最も豊かな地域になってきたのだ。
次はアフリカ
今後、アジア地域に次いで高い成長率を達成すると予測されているのがアフリカ地域。ナイジェリア、エジプト、南アフリカ共和国などは16~50年にはいずれも平均4%前後の成長率を達成するとされている。