50年にはナイジェリア、エジプトはPPPベースのGDPで世界のナンバー14、ナンバー15になり、フランスに次ぐGDPを有するようになるとされる(50年のPPPベースのGDPはフランスが4兆7050億ドル、ナイジェリアが4兆3480億ドル、エジプトが4兆3330億ドル)。
世界の成長センターは50年以降は次第にアジアからアフリカに移る可能性が高いという。というのは、とくに50年以降は急速にアフリカの人口が増加し、世界人口増加分の8割をアフリカが占めると予測されているのだ。アフリカ諸国が自国経済の多角化、ガバナンス水準の向上やインフラ整備に成功すれば、21世紀後半はアフリカの世紀になるということなのだ。
国連の人口展望によると、15年から2100年の人口増加のほとんどはアフリカ諸国。ニジェールは952%、ザンビア547%、タンザニア459%、ウガンダ420%などとなっている。
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【プロフィル】榊原英資
さかきばら・えいすけ 東大経卒、1965年大蔵省(現財務省)入省。ミシガン大学に留学し経済学博士号取得。財政金融研究所所長、国際金融局長を経て97年に財務官就任。99年に退官、慶大教授に転じ、2006年早大教授、10年4月から現職。75歳。神奈川県出身。