サッカーで町おこしに成功 かつてはタイの最貧県、ブリーラムの挑戦 (3/3ページ)

ブリーラム・ユナイテッドのホームスタジアム「Newi-mobileStadium」=タイ東部ブリーラム県
ブリーラム・ユナイテッドのホームスタジアム「Newi-mobileStadium」=タイ東部ブリーラム県【拡大】

  • ブリーラム・ユナイテッド広報担当のスティラック氏

 隣接地には、ネーウィン氏が同様に私財を投じて開設した国際レース場「チャーン・インターナショナル・サーキット」(5万5000人収容)があり、集客面で相乗効果を引き起こしている。1週4.55キロのレース場は世界最高ランクでF1レースの開催も可能だ。直線コースでは最高時速315キロにも達するというが、開場してから死亡事故を一度も起こしていないなど安全管理にも万全を期している。

 県の観光担当者も「ブリーラム・ユナイテッドとレース場の地元貢献度は限りなく大きい」と効果を率直に認める。今後は、国と交渉して施設に通じる幹線道路の拡幅を進めるほか、スポーツ健康都市としてさらなる町づくりを進める考えでいる。

 チーム広報担当のスティラック氏の将来の夢は何か。その質問に対して同氏は輝く目で即座に答えた。「サッカーのワールドカップ誘致。そして、タイチームの優勝だ」(在バンコクジャーナリスト・小堀晋一)