小池氏前面、焦りの裏返し 新党、針路に暗雲 総花的な政策掲げ (1/3ページ)


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  • 新党「希望の党」立ち上げと、代表就任を表明した東京都の小池百合子知事=25日午後、東京都新宿区の都庁(福島範和撮影)

 新党構想で裏方に徹してきた小池百合子東京都知事が25日、自ら国政政党「希望の党」の設立と代表就任を表明した。安倍晋三首相による衆院解散表明の直前に記者会見を設定し、首相との対決構図を印象付けるしたたかさを見せた小池氏だが、満を持して「黒幕」が姿を現したのは新党の行く末への焦りの裏返しにほかならない。(松本学)

 「きょうは名前の発表が多いですけれども…」

 小池氏は記者会見の冒頭でこう述べた。新党結成表明前に上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃんの名前が「シャンシャン(香香)」に決まったとの発表を行っていたからだ。

 パンダと抱き合わせるように新党名を明かした小池氏。「客寄せパンダ」に頼るかのような新党の船出の場面は、その針路に垂れ込める暗雲を象徴している。

 新党計画は小池氏側近の若狭勝衆院議員が主導して進めてきた。しかし、小池氏は25日の会見で「いったんリセットする」と述べ、新党の顔が自身であると強くアピールした。

 その面持ちは晴れやかとは言い難く、表情は終始硬かった。無理もない。7月の東京都議選で地域政党「都民ファーストの会」を圧勝に導いた小池氏だが、国政新党構想は思うように進まず、都議選の旋風とは程遠い展開だったからだ。

自らが前面に出なければ衆院選での躍進は見込めない