小池氏前面、焦りの裏返し 新党、針路に暗雲 総花的な政策掲げ (2/3ページ)


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  • 新党「希望の党」立ち上げと、代表就任を表明した東京都の小池百合子知事=25日午後、東京都新宿区の都庁(福島範和撮影)

 新党参加予定者の大半は低迷する民進党から逃げ出してきた国会議員で占められ、「衆院選に向けた救命ボート」との評価すら定着しつつあった。

 共同通信社が23、24の両日に実施した全国電話世論調査で、比例代表の投票先を「小池新党」とした人はわずか6・2%。自民党(27・0%)に遠く及ばず、民進党(8・0%)の後塵(こうじん)を拝した。日本経済新聞社とテレビ東京の22~24日の調査も民進党と同じ8%で、自民党(44%)との差は歴然だった。

 自らが前面に出なければ衆院選での躍進は見込めない-。小池氏がこう判断したことは想像に難くない。

 小池氏は会見で「保守」「憲法について議論を避けてはいけない」と語り、首相を強烈に意識した言葉を並べた。衆院選の焦点を「安倍VS小池」の構図に持ち込もうという意識が色濃くにじむ。一方で「原発ゼロを目指す」といった民進党などの野党と通じる方向性も打ち出し、総花的な内容となった。

「都民ファ」にも明確な看板政策があるわけではない