政界地図激変、冷める有権者「何でもあり」 各陣営は新たな混乱直面 (3/3ページ)

党本部で記者の質問に答える民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行=2日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)
党本部で記者の質問に答える民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行=2日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)【拡大】

 助け舟登場に期待

 民進党幹事長代行の辻元清美氏=大阪10区=も、枝野氏の新党に期待を寄せる一人だ。地元の事務所担当者によれば辻元氏は2日、予定をキャンセルし、枝野氏の会見の様子をテレビで見守ったという。

 「(辻元氏は)府連幹部でもあり、民進党から立候補を予定していた人のことも考え、身の振り方を決めると思う」と、担当者は話す。

 しかし、大阪府内の有権者からは厳しい声も上がった。八尾市の会社員、隅田健祐さん(28)は「民主党政権時代から期待していなかったので、今回のゴタゴタも驚かない」と突き放す。同府和泉市の男性会社員(44)は「茶番だ。政策論争を早くやってほしい」と注文をつけた。