まさに消費税8%から10%へ上げるために、その使途を、子供の授業料の無償化に使っていこう。その中身はいいでしょう。しかしながら、今はそれだけの話ではもたない。
8から10に増税をお願いするのであるならば、私が最初に都知事選でお約束したように、都知事の給与、俸給を半分にカットします。実際そうしました。実現しました。身を切る改革をしなくちゃ。これから改革を進めるのであるならば、政治家自らが身を切る改革をしてからこそ皆さま方にお願いをすべきではないか。
そして、8%から10%に上げるということは、今後、2025年、これからの社会保障がさらに膨らんでいく。だったら、次は12%ね、13%ね、15%ね。これではキリがないではないですか。今こそ、どこに無駄があって、これまでの方法ではない新しい方法でもっと小さな政府を目指していく。そういうことがなければ、「足りない分を増税します」なんていう政治はあまりにも怠惰ではないでしょうか。
皆さん、いかがでしょうか。賛成の方はどうぞ傘を上下に振ってください。ありがとうございます。
そして、もっと女性が大きな位置を、意思決定の場にいるべきだと、私を都知事選へと背中を押してくださったわけですが、考えてみてください、あのクールビズ。男性の夏の、あのネクタイとスーツ姿に合わせた室温だった。その頃、女性はガタガタ震えていたんですよ。多くの女性が夏の涼しい、いえ、寒すぎる事務所で、膝掛けをして、そして1枚羽織っていたじゃないですか。
それって働く男性の都合に合わせた室温だったんじゃないですか。それによってエネルギーが消費され、そしてCO2の排出も増えていった。私はそこでクールビズを始めたわけです。地球を守ると同時に女性の健康も守る。男性はより生産性が上がってくる。ウィンウィンウィンの政策で、かつ、費用はほとんどかからなかった。