公明・山口那津男代表演説詳報 「公明党のエンジンなければ、まっすぐ飛べない」 (4/7ページ)

新金岡駅前で応援演説を行った公明党の山口那津男代表=15日午後5時44分、堺市北区(恵守乾撮影)
新金岡駅前で応援演説を行った公明党の山口那津男代表=15日午後5時44分、堺市北区(恵守乾撮影)【拡大】

  • 新金岡駅前で応援演説を行った公明党の山口那津男代表=15日午後5時32分、堺市北区(恵守乾撮影)

 じゃあ財源はどうするのか。心配な声も聞かれます。この財源は消費税率を10%に引き上げる予定になっていますけども、そのときの税収が増える分。これは、民主党政権のときに自民党も公明党も含めて3つの党で約束した。そのときの使い道は「8割は国の借金を返すために使いましょう」ということになっていました。

 しかし、自公で政権を取り戻して、経済を上向きにしてきましたから、あの約束した当時と比べると、国と地方の税収は22兆円以上も増えているんです。この勢いをしっかり生かして、借金を返すことはもう少し我慢して、いま手を打たなければ間に合わなくなる少子化、高齢化のために、その8割の中から2兆円を使い道を大きく変えて、しっかりとした社会保障、子育て支援に充てようというのが、この公明党、自民党の皆さんへの訴えなんです。

 これを認めていただければ、しっかりと財政再建の計画も立て直し、社会保障、子育ても安心、そして未来の財政も安心、そういう政治を進めてまいります。皆さん、この大きな進め方、賛同いただけますでしょうか。ありがとうございます。ぜひ、この未来の安心をつくり出す公明党、自民党の連立政権にお任せをいただきたいと思います。

 そして、この消費税率8%に上げたときの教訓があるんです。大事な教訓です。税率が高くなると、やっぱり私たちの財布のひもは固くなりがちである。消費が冷え込めば、せっかくの経済も勢いがとまってしまいます。だから私たちは3つ工夫をして、消費税を将来のために生かそうとしています。