【高論卓説】経済拡大の実感ない低所得者、生きる目的見失う高学歴エリート 政治家は声なき声に耳をすませ (2/3ページ)

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 また世間的には、素晴らしい待遇だといわれるグローバル企業に勤める高学歴の人々も、高い成果を求められ続けるプレッシャーから、何のために生きているのか分からなくなるという思いもある。

 それらを口にできない、不満のはけ口がない人々は、時間にも追われて投票所に出向く気持ちが持てない。政治家に現状打開を託すことに意味がないとさえ考える人々も多いことだろう。そうした声なき声に耳をすますのはとても難しいことだが、政治家を志す以上、その努力を怠ってはならない。特に今回、初当選した議員は、選挙後も声なき声をくみ上げながら、議員として優先して取り組むべきことが何かを考えるべきだ。

 安倍総理が、国難の理由として挙げた北朝鮮の挑発については、どのような内閣であっても同盟関係にある米国に頼る以外、策はない。挑発がエスカレートする事態に対応するため、現行憲法の制約を取り除くのが改憲の本旨だというのは分かりやすいが、国会がいち早く改正の発議をし、国民に承認を求めるのは危険である。

日本の真の改革は改憲によって成し遂げられる