民進党・前原代表が辞意 「つらい選挙強いた」 両院総会で陳謝も…参院側が即時辞任求め紛糾 (1/3ページ)

前原誠司代表
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 民進党は27日、党本部で衆院選後初めての両院議員総会を開き、前原誠司代表は選挙結果について「民進党代表として痛切に責任を感じている。心から皆さんにおわび申し上げたい」と陳謝した。自身の進退に関しては「(党の)一定の方向性を決めた上で辞任させていただく」と語った。

 前原氏は代表辞任の時期について、30日の全国幹事長会議の議論を踏まえ、同日に改めて両院議員総会を開き、判断する意向を示した。

 即時辞任を求める参院議員らが反発し、会合は3時間以上紛糾した。

 前原氏の冒頭発言全文は以下の通り。

 皆さん、お疲れさまでございます。まずは総選挙、一生懸命に戦っていただけたことに心から敬意を表したいと思います。また、衆議院で勝ち上がれた皆さま、おめでとうございました。心からお喜び申し上げたいと思います。

 まずは私のほうから、おわびを申し上げたいと思います。先ほど、中川正春両院議員総会長からお話がありました通り、前回の両院議員総会におきましては、3つの項目をお決めいただきました。その中では、民進党の公認を全て取り消して、希望の党へ合流する。こういった方針をお決めいただきましたけれども、まず一つのおわびは、全ての方々が公認を得られなかったこと、努力すると申し上げたことが、かなわなかったことについておわびを申し上げたいと思います。

 そして、その上で、その結果として、新たな政党ができるということになりまして、結果的に皆さん方には、非常に辛いお立場で選挙を強いたことになったことについて、おわびを申し上げたいと思います。

「この世界は結果が全て。責任痛切に感じる」