魅力度ランク5年連続最下位も県民の8割は県に愛着 茨城県 ちなみに自慢したい1位は? (2/3ページ)

平成29年度県政世論調査で「知人に自慢したいもの」の設問で1位となった国営ひたち海浜公園。春にはネモフィラが色鮮やかに咲き誇り、観光客を楽しませる=平成29年4月、ひたちなか市馬渡(丸山将撮影)
平成29年度県政世論調査で「知人に自慢したいもの」の設問で1位となった国営ひたち海浜公園。春にはネモフィラが色鮮やかに咲き誇り、観光客を楽しませる=平成29年4月、ひたちなか市馬渡(丸山将撮影)【拡大】

 県広報広聴課は「県の情報発信強化や魅力度ランキング最下位などをきっかけに県民が茨城の情報に触れる機会が増え、愛着が掘り起こされているのではないか」と分析する。「これからも“伝わる”情報発信を継続し、県民一人一人にもPRマンになってほしい」としている。

 また、平成31年に開催される茨城国体については、「国体も茨城での開催も知っている」との回答が5割を超え、前年度の約4割から認知度が上昇していることが浮かび上がった。

 県政への要望では、「子育て支援・少子化対策の推進」が32・6%(前年度比0・5ポイント増)で前年度に続いて最多となった。次いで「医療体制の充実」が29・7%(同5・4ポイント増)、「高齢者福祉サービス体制の充実」が29・2%(同0・6ポイント減)となっている。

 暮らし向きの満足度を尋ねたところ、「満足」と回答したのは69・6%で前年度調査を0・3ポイント上回った。一方、「苦しくなった」という回答は26・4%で前年から3・3ポイント減少した。(鴨川一也)

知人に自慢したいものは?