東京株急落 「カネ余り相場」終わりの始まり? (2/2ページ)

 「米長期金利の上昇で、低金利やカネ余りを背景に株が買われる相場は『終わりの始まり』が懸念されている」。楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジストはこう話す。

 日経平均株価は今週8.1%下げたため、株価が利益水準に対して割高か割安かを判断する目安の株価収益率(PER)は13倍近辺まで低下し、近年の平均とされる14倍程度に比べて割安感が出てきた。ただ日米の株価は急落を繰り返し、投資家は相場の先行きを不安視しており、目先は株価が戻っても利益確定売りなどで上値を抑えられそうだ。(森田晶宏)