商品にICタグ、コンビニで実証実験 会計瞬時、人手不足の解消も

ICタグの付いた商品=経産省内
ICタグの付いた商品=経産省内【拡大】

  • コンビニに並んだICタグ付きの商品をタブレット端末で検品する関係者=経産省内

 経済産業省は、価格などの商品情報を記憶したICタグをコンビニの商品に付けて会計や在庫管理を省力化する実証実験を東京都内で始めた。買い物籠に入った商品の価格を瞬間的に計算できるICタグ対応のセルフレジを配置。利用者はスムーズな買い物を楽しめ、店側のレジ店員が要らず、人手不足の解消につなげられる。

 実験店舗となった経産省内のファミリーマートで買い物を試した世耕弘成経産相は「好きなものを籠に入れてぱっと買える」と利点を強調。「便利なライフスタイルにつながることを期待している」と語った。

 ICタグは商品の価格のほか、賞味期限、原材料、製造場所や日時など多くの情報を入力することが可能で、店側もパソコンやタブレット端末で情報を瞬時に確認することができる。

 在庫不足や賞味期限切れを一つずつ検品する手間が省け、在庫データを物流業者や食品メーカーと共有すれば商品生産や輸送も効率化できる。

 経産省はコンビニ大手と協力し、2025年までに全てのコンビニ商品にICタグを取り付ける目標を掲げており、年間1000億枚が必要とされる。課題のコストは約10年前に1枚当たり100円だったのが、既に5円程度まで下がっている。将来的には1円以下に下げたい考えだ。