今年の就活生は“超ホワイト志向” 「40歳で年収1000万円」「サビ残はイヤ」 (3/3ページ)

企業の合同会社説明会「みん就フォーラム」に参加した学生ら=1日午後、東京都中央区(松本健吾撮影)
企業の合同会社説明会「みん就フォーラム」に参加した学生ら=1日午後、東京都中央区(松本健吾撮影)【拡大】

 「トップ陥落がかなりクローズアップされていますが、銀行人気の低迷はここ数年続いていることです。今年も前年より"控えめ"になった程度。モニター調査では志望業界を5つ選んでもらい、各業界ごとに志望率を出しています。これまではかろうじて5つの選択肢に銀行が入っていただけ」(武井さん)

 一方、人気トップに躍り出たのがIT業界だ。武井さんによると、「近年では楽天やソフトバンクなどの"メガベンチャー"と呼ばれるIT企業や、ゲーム会社の人気が伸びています」とのこと。

◆不安募る人事

 意気軒昂な学生を横目に、企業の人事は不安を隠せない。ディスコが企業を対象に行った調査では、採用活動の見通しについて「非常に厳しくなる」という回答が、前年より9.6ポイント上昇の45.3%に。「採用予定人数の確保よりも、学生の質を優先」という企業も、前年調査より5.3ポイント低下の74.7%と、調査開始の1997年以降で初めて7割台に下がった。

 「インターンシップで優秀な学生を囲いたいという企業も増えていますが、導入企業が増えたために学生が集まらないという状況に陥っています。また、これまで"意識高い系"の学生たちが参加していましたが、導入企業増加で"普通の学生"にも門戸が開かれ、『とりあえず参加しよう』という軽い気持ちの学生も増えました。企業からはインターン参加学生の質が落ちたという声もあります」(武井さん)

 今年は例年以上の短期決戦になると予想されている。面接などの選考は6月解禁だ。