株価・外為

年度末株価、27年ぶり高値2万1454円 日米政治リスクで先行き予断許さず (2/2ページ)

 しかし、2月以降の日米の株式相場はさえない。ダウ平均は、米景気に逆風となる米長期金利の急上昇を引き金に、2月上旬に終値で1千ドル超の急落を2度起こした。米株の不安定な値動きに、年明けから徐々に進んだ円高ドル安や、米通商政策の保護主義色の強まりが追い打ちをかけ、日経平均は1月23日の高値と比べて3月下旬に一時3500円超も後退した。

 30年度の株式相場では、引き続きトランプ米大統領の動向が注目される。秋には中間選挙を控え、有権者を意識して対外的な強硬策を繰り出す懸念がくすぶる。また国内では、森友学園への国有地売却に関する決裁文書改竄問題を背景に、円安・株高を演出してきた安倍晋三内閣の支持率が下落している。

 一方、日本株の緩やかな上昇基調は崩れないとみる向きも多い。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「足元の為替水準なら企業業績が減益に転じることはなく、30年度末の2万5千円は堅いのでは」と指摘した。(森田晶宏)

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