
中国の王毅国務委員兼外相(右)とポンペオ米国務長官=14日、北京(UPI=共同)【拡大】
中国の王毅国務委員兼外相は14日、北京を訪問したポンペオ米国務長官と会談し、米国が対中制裁を発動しないよう、牽制(けんせい)していた。トランプ大統領がこだわる米貿易赤字の削減に向け、輸入拡大といった譲歩も示してきただけに米国の制裁発表に怒りを募らせているとみられる。
トランプ政権は12日に米朝首脳会談を実現させ、中国との間で朝鮮半島問題解決に向けた主導権争いにもなっている。米中関係は複雑化しており、貿易摩擦解消への道筋が見えなくなっている。(北京 共同)