
東京・霞が関の金融庁(三尾郁恵撮影)【拡大】
そこから見えてくるのは、地銀再編は、県という行政区分の枠を超えた、より広い視野に立った経済圏をベースにした統合・再編が有効ということであろう。現実的には、県をまたぐ地銀の組み合わせが想定され、取引先にとっても好ましい経済効果を生もう。
加えて、地域性が色濃い地銀の再編には、行政官も地元経済に通じた人材を充てる、きめ細かな対応が求められる。今回の金融庁の人事では、この点も考慮した優秀な人材が配置されている。期待したい。
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【プロフィル】森岡英樹
もりおか・ひでき ジャーナリスト。早大卒。経済紙記者、米国のコンサルタント会社アドバイザー、埼玉県芸術文化振興財団常務理事を経て2004年に独立。59歳。福岡県出身。