【論風】サイバー強国イスラエル 日本は産業面で交流活発化を (3/3ページ)

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 是々非々の対応肝要

 このようなイスラエルから学ぶべきことは多い。特にサイバー関連では専守防衛では習得できないサイバー攻撃面での蓄積があり、サイバー攻撃が多様化、高度化する中、米英に次ぐ頼りがいのあるパートナーとなり得る。

 しかし過度な依存は禁物である。特に国家機関や重要インフラなどの防衛を他国に頼ることは大きなリスクを伴う。また、国際関係上のリスクを考えると外交面ではこれまで通り中東和平の促進とパレスチナ支援に力を入れるべきだろう。米中にみられる地政学的パワーバランスの構造的シフトの中、わが国はまずはアラブ諸国との関係を十分考慮しつつ、イスラエルとはICTを中心とした産業面での交流を活発化すべきであり、是々非々の対応が肝要と思われる。

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【プロフィル】原田泉

 はらだ・いずみ 慶大大学院修士修了。日本国際貿易促進協会などを経てNEC総研から国際社会経済研究所へ。現在同上席研究員。早稲田大学非常勤講師なども務める。61歳。東京都出身。