【専欄】中国観光ツアーの“強制消費”はなくならない? (1/2ページ)

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 「ガイドがバスの運転手と組んで、土産物屋にばかり連れて行く」「バスが止まるとすぐ物売りがやってくる。売れるとガイドが物売りからリベートを受け取っているのを見た」…。これらは今の話ではない。1980年代頭、中国観光ツアーに参加した日本人の体験談である。その当時、外国人が中国観光旅行に行く場合、一般にはツアーに参加する必要があった。

 それから数十年。中国人の旅行規制が緩和されて、一大旅行ブームがやってきた。かつて外国人旅行客の間で起きていた「強制消費」が肥大化し、大きな社会問題となっている。

 北京市消費者協会は7月17日、旅行市場の実態調査2018年版を発表した。それによると「北京一日観光」コースの4割で、違法な強制消費現象が見られたのだそうだ。

 たとえば「万里の長城・頤和(いわ)園・鳥の巣(国家体育場)・清華大学」をめぐるコース。頤和園内で、ガイドが客に、自費で遊覧船に乗ることを強要したと言う。「そうしないと、時間通りに頤和園の出口に到達できない」

 別の某公園では、ガイドが客に、龍のボートに乗るように強制した。一人100元(約1600円)である。「これを払わないと、その後のツアーが継続できない」

別のコースではガイドが突然…