【中国を読む】不安定な展開続く金融市場、どのような動きが考えられるか (2/3ページ)

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 結果、いわゆる「理財商品」に代表される信託商品残高は年明け以降減少に転じるなど、効果を上げる動きもみられる。

 ただし、その後は米トランプ政権による貿易制裁の動きが活発化し、米中貿易摩擦の激化が懸念されている。

 足元では製造業を中心に先行きの輸出に下押し圧力が掛かることを警戒する動きも強まっている。さらに、輸出鈍化に伴う企業業績の悪化を警戒する向きも株式相場の上値を重くしているとみられる。

 また、米中貿易摩擦をめぐっては、米中双方の輸入額に大きな開きがあり、仮に米国が貿易制裁の対象を広げた場合においても、中国が対抗措置として対象を広げるには限界がある。このため、金融市場においては中国が米国債の売却や人民元相場の切り下げなどを通じて対抗するとの見方がくすぶる。

 昨年の人民元相場の対ドル相場は上昇基調を強めてきたが、年明け以降は一転して頭打ちした後、足元では下落基調が強まっていることもこうした見方を反映している。

 ただし、先に述べたように年明け以降の株価は下落基調が続いており、仮に当局が人民元の切り下げに動けば資金流出を誘発して「チャイナ・ショック」の二の舞いとなるリスクもある。

 従って、足元の状況においては、当局は米国への対抗措置として人民元安誘導を通じた輸出下支えを図ることも難しくなっている。

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