【ビジネス解読】スマホ新機種の不振・中印後退で大台割れ、“帝国”サムスンに黄信号 (4/4ページ)

 スマホ不振が続く中、ハンギョレ新聞は9月下旬、サムスンが米ダウ・ジョーンズが集計する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)ワールド」から脱落したと報じた。1999年に開発された著名な企業評価指標で、世界の主な機関投資家がこの指標に基づいて社会的投資を進めるとされる。サムスンは一昨年除外され、昨年再び含まれたものの1年で再び除外。グループ総帥、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が実刑判決を受け、企業の支配構造が不安な状況になっている点が影響を及ぼしたとみられている。

平壌で行われる南北首脳会談に同行するサムスン電子の李在鎔副会長(手前)ら=9月18日(共同)

平壌で行われる南北首脳会談に同行するサムスン電子の李在鎔副会長(手前)ら=9月18日(共同)

 スマホ再浮上の兆しが見えず半導体偏重の危うい事業構造から抜け出せないサムスン。コーポーレートガバナンス(企業統治)不全もくすぶる。ユーザー不支持、投資引き上げの動きが広がれば、“帝国”は揺らぐことになる。(佐藤克史)