【中国ウオッチ】コップ持参が新常識とは…官製メディアも大きく報道、五つ星ホテルで衝撃の衛生管理 (3/3ページ)

中国の人気ブロガーによる告発で、ずさんな衛生管理を指摘された高級ホテルの一つ「ザ・ペニンシュラ北京」(AP)
中国の人気ブロガーによる告発で、ずさんな衛生管理を指摘された高級ホテルの一つ「ザ・ペニンシュラ北京」(AP)【拡大】

  • 中国の人気ブロガーによる告発で、ずさんな衛生管理を指摘された高級ホテルの一つ「ザ・ペニンシュラ北京」(AP)

 中国メディアの論調は、清掃員のモラルに対する批判よりもホテル経営者の責任を問う声が圧倒的だ。広州の四つ星ホテルに勤務する清掃員は中国紙・南方日報(電子版)に対して「1日23部屋の清掃を求められるが、特に汚れた部屋は2~3時間の掃除が必要になる」と人員や時間の不足を指摘した。また専門家は同紙に「今回の問題はホテルの管理者が衛生管理を軽視している表れだ」とコメントしている。

 告発された14軒のホテルのうち米国資本が7軒と半数以上を占めている。残りはカナダや香港、シンガポールなどだ。このためネット上では、中国の半導体メーカー「福建省晋華集成電路」への輸出制限措置など米当局が中国の半導体・通信企業に圧力を強めていることに反発する中国側の一種の「シグナル」だと勘ぐる声もある。

 一方、中国では官製メディアが外資系企業の問題を定期的に暴露し、消費者の“喝采”を得ようとする動きも常態化している。