結局、利下げ幅が予想より小幅にとどまったことで金融市場は失望し逆に円高・株安が加速した。12月16日には米国が追加利下げに踏み切って日米の政策金利は16年ぶりに逆転。円相場は1ドル=88円台まで急騰した。
日銀は12月18、19日の決定会合で、経済指標の著しい悪化を踏まえ、懸念していた追加利下げと、企業が短期資金を調達するため発行するコマーシャルペーパー(無担保の約束手形)の買い切りという事実上の量的緩和に踏み切った。
会合で白川総裁はこう漏らした。「(第1次オイルショックが起きた)1973、74年のものすごい(景気指標の)落ち込みが私の仕事の経験で一番大きかったが、今回それを上回るものが出てきた」