認知症事故の保険導入、葛飾・中野区が都内で初の試み 新年度事業に (2/2ページ)

 一方の中野区では、65歳以上の認知症患者は昨年12月で約1万2千人と推定。担当者は「区内はJRや西武線などの電車や交通環境が密集しており、認知症患者の事故が起きる可能性は皆無ではない」と話す。

 区加入の保険では、鉄道事故などで最大3億円、本人死亡などで最大50万円を補償する予定。40歳以上で認知症と診断された区民が対象で、10月から31年度内に100人の申し込みを受け付け今後人数を増やす。

 区は徘徊する高齢者の現在地を衛星利用測位システム(GPS)で知らせる事業も手掛け、「一体的な形で見守り体制を構築していきたい」と担当者。一般会計当初予算案で69万円を保険料などに充てる。

 このほか、葛飾区はスポーツクライミングの競技施設設備事業に5億1800万円を計上。中野区は不妊検査等助成事業・特定不妊治療費助成事業として3472万円を計上した。