そこで期待を集めるのが、主に都市部で高まっているジビエへの関心だ。宮崎市のカフェ「若草HUTTE(ヒュッテ)」ではシカ肉の料理やイノシシの焼き肉などを提供し、若い世代を中心に人気を集めている。店長の今西正さん(40)は、「いろいろな食べ方を提案していくことで、ジビエをもっと身近に感じてもらいたい」と意気込む。
ただ、家庭での消費が広がるかどうかは未知数だ。九州各県でスーパーマーケットを展開するマックスバリュ九州(福岡市)は、一部店舗でイノシシ肉を取り扱っているが、売り上げが伸び悩んでいるという。イノシシ肉の販売価格は100グラム当たり400~700円台と、一般的な豚肉や鶏肉の3倍以上だ。
担当者は「他の肉と比べ割高なことや、料理の仕方が分からないといったことが消費者にとってハードルになっている」と課題を指摘している。