海外情勢

経済成長進む新興国、肥満や糖尿病が社会問題化 (2/2ページ)

 ◆間食の文化根付く

 ご飯や肉類、ハンバーガー、甘い味付けのスパゲティを炭酸飲料で流し込む…。フィリピンではおなじみの光景だ。炭水化物中心で野菜はほとんど食べない。朝昼晩の食事に加え「メリエンダ」と呼ばれる間食の文化も根付いており、肥満を加速させている。

 保健省によると、糖尿病は今や国内の死因第6位。幹部は「糖分や塩分の少ない食生活に移行しなければ、悪化の一途をたどる」と状況を深刻視する。

 フィリピンでは国内総生産(GDP)の成長率が年6%を超える経済の伸びに伴って「肉食化」が加速。さらにコンビニが急速に普及して、夜中でも容易に食料を調達できるようになり、減量へのギアチェンジは容易ではない。

 また、マレーシアは世界保健機関(WHO)の調査で、20~79歳での糖尿病患者の割合が16.7%と、アジアの中で圧倒的に高い。肥満率の調査でも突出した数字だ。

 クアラルンプールのドーナツ店経営者は「イスラム教の影響で酒を飲まない人が多く、代わりに甘いものの需要が高い」と指摘する。使用するチョコレートや砂糖の量は多め。「味は保証付き。体重や健康さえ気にしなければだけれど」と話した。(ニューデリー、マニラ 共同)

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