成功例としては東南アジア8カ国に広がる配車サービス「グラブ」が知られる。例えばタイではタクシーの乗車拒否や不明朗な料金が社会問題化していたが、明朗会計になり、アプリで事前に行き先を運転手に伝えることもできるようになったことから人気を呼んだ。
経済成長を促す一助として、スタートアップを奨励する国も多い。タイ政府は、約1700社あるというスタートアップを、21年までに約3000社に増やす計画だ。商務省通商振興局のウィタヤコーン副局長は、タイにはサービス業を中心に魅力的なスタートアップがあると強調。「日本企業とも連携した形で」事業展開がさらに進むことを期待した。(ヤンゴン、バンコク 共同)