海外情勢

トランプ米大統領の弾劾調査で共和党が固執する陰謀説 陰で笑うのは誰なのか (2/2ページ)

 公聴会が開催された下院情報特別委員会では、共和党筆頭メンバーであるニューネス議員がこれらの陰謀説に基づき、再三にわたって調査を求めた。

 「ウクライナ当局者がトランプ大統領の政敵と直接協力していたことを理解すれば、大統領がなぜこれらの工作活動について真実を知りたがっているのか、なぜウクライナに懐疑的なのかが容易に分かる」

 ニューネス氏はこう訴えたが、公聴会の証人らは陰謀説を相次いで否定。ケント国務次官補代理(ウクライナ担当)は「事実として根拠がない」と述べ、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)で欧州ロシア上級部長だったフィオナ・ヒル氏は「ロシア当局が広めた虚構の話だ」と切り捨てた。

 ヒル氏はロシアが来年の大統領選挙に再び干渉する準備を進めているとも警告し、「この弾劾訴追調査において、政治的にゆがんだ虚偽が助長され、ロシアを利することがないように求めたい」と訴えた。

 一方、AP通信はプーチン露大統領がヒル氏の証言の前日、「神に感謝する。もはや誰も米国の選挙に干渉したとしてロシアを責めていない。責められているのはウクライナだ」と語ったと伝えている。

 果たして、陰謀説の陰で笑っているのは一体誰なのか?

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus