国内

日銀総裁会見詳報「下振れリスクは依然大きい」 (3/3ページ)

--米国の株価は過去最高圏内にある。行き過ぎた株価上昇では、という危惧はあるか

 「少なくともわが国の株価については企業収益の増加に応じて株価が上がった。資産市場の動向には行き過ぎがないか注視する。外国の株価についてコメントすることは適切ではないので差し控える」

--米欧中銀のように、日銀も金融政策の枠組みを見直す必要はないか

 「それぞれの国の経済、物価、金融情勢に応じて金融政策の議論は行われる。米国は先進国の中で一番進んでおり、正常化が進んだ中で今後の枠組みを検討する。残念ながらわが国はコアの消費者物価指数は2%にまだ遠い。実体経済の成長は続いているが、賃金上昇は弱い。今の段階で金融政策の枠組みを変更する、そのため見直しを行うというのは時期尚早」

--マイナス金利は来月半ばで5年だ。政策効果がコストを上回るとおっしゃっているが、どのような副作用があると思われるか

 「低金利が長く続いた場合、資産価格が行き過ぎた上昇を示すとか、特定のセクターに資金が集中するという面と、利ざやが縮小することを通じ金融機関の収益が低下していって、結果赤字になる金融機関が出てきて、貸出など金融仲介機能が損なわれる恐れがある。ただ、行き過ぎはまだ見当たらない。金融仲介機能も損なわれる状況にはなっていない。大きな副作用が出ているとは考えていない」

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