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B-1優勝グルメの厚木「シロコロ」消滅危機 宙に浮く商標権 (2/3ページ)

 「シロコロ」の名称の利用許可がなくなれば、提供店はメニューと看板の書き換えや、のぼりを下ろすなどの対応を迫られる。売り上げへの影響も予想され、関係者らは一様に困惑や不安の声を上げている。

 ホルモン焼き店「みんなの母さん おひさま」(同市旭町)の鮫島さち子代表(69)は「インターネットで検索し、市外からも多くの人が来てくださっている」と話し、来客の減少を危惧。「『シロコロ』の名前があって初めて違いが認知され、全国に通用している側面もあるだろう。今後はどうすればいいのか」と不安を隠さない。

 ご当地B級グルメの祭典である「B-1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞した際、タレを提供したホルモン焼き店「千代乃」(同)の島津英俊店主(68)は「おいしい焼き方や食べ方、タレの味を研究し、みんなで作りあげてきた流れが途絶えるのは残念」と嘆き、「今後は『白ホルモン』の名称で、味で勝負していくしかない」と半ばあきらめ顔だ。

 ■対応に追われる市

 市も対応に追われている。市はふるさと納税の返礼品として「シロコロ」の名称を冠したホルモンのみそ漬けやせんべいなどを用意している。市は4月以降、商品名やサイトの記載を「厚木ホルモン」などに変更して継続する▽返礼品から除外する-のいずれかを選択しなければならないといい、事業者や広告代理店と検討を進めている。

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