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スターバックス、カード戦略を拡大 常連客とのつながり強める
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スターバックスが発行するカード群 スターバックスコーヒージャパンは、キャッシュレスで支払いができるプリペイドカードに関して、さまざまな機能強化や商品開発に乗り出している。カードの利用率を高めることで、きめ細かなサービスにつなげるねらいがある。
同社は、季節ごとに異なったカードのデザインを採用するなど、CS(顧客満足度)向上のためのカード戦略を経営の重点課題に掲げている。
カードは、「来店頻度が高い顧客層によって支えられている」(マーケティング・カテゴリー本部WEB/CRMグループの長見明グループマネジャー)ものの、利用率は約8%に過ぎない。当面の目標は3年後に、利用率を15%まで高めることだ。
利用率向上とともに、常連客とのつながりを強めることを狙いにカードの機能を強化している。
その一つが“ご当地もの”のカード発行。東京、神奈川、愛知、京都、大阪、沖縄の6都府県では、それぞれ独自のご当地カードが手に入る。東京スカイツリーなどの観光名所の図柄入りで、各都府県内の店舗で会員登録を申請すれば、ご当地ものを手に入れることができる。対象地域は随時、拡大していく計画だ。
利便性の面では、会員専用サイトからクレジットカード決済で入金できるようにしたほか、指定金額を下回ると、同決済で自動入金できるようにした。
また、カード集めを趣味にしている人向けには、サイト上で簡単に残高を別の登録カードに移行できるように配慮した。
同社は、カード利用者を増やすことで、リピート客の拡大など、さまざまなメリットが生まれるとみている。とくに、常連客をより大事にしたいという考えから、2013年以降のクーポンシステム導入を検討している。
「カードは個人を特定でき行動も分かりやすい」(長見マネジャー)という特性を生かし、高品質なサービスにつなげる。商品開発にも「スピード感が増す」(同)ことに期待が集まっているという。
東日本大震災の復興支援にもカードを活用する。復興支援に特化したカード「スターバックス カード ハミングバード」を制作。初回入金額100円を寄付金として預かり、カードで支払った金額の1%を寄付金として拠出、震災遺児の進学を支援する「みちのく未来基金」へ寄付していく。(伊藤俊祐)