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関西CATV業界再編の可能性も 高速通信めぐり競争激化

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関西CATV業界再編の可能性も 高速通信めぐり競争激化

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FTTH普及率の推移(近畿2府4県)  関西で光ファイバーによるブロードバンド(高速インターネット通信)サービスの競争激化が、ケーブルテレビ(CATV)業界へ波及しそうだ。

 関西電力系の光通信会社が10月、同系列のCATV会社と合併。ブロードバンド市場の成長が鈍化するなか、テレビ事業を強化することで新たな需要開拓を図る。

 迎え撃つ既存のCATV各社もサービス向上を進めるが、大容量を送信できるブロードバンド方式への設備投資の必要性が次の業界再編の呼び水になる可能性もある。

 ブロードバンドのうち、家庭に光ファイバーを2本引き込むFTTH方式の近畿2府4県における普及率は平成24年6月末で47・7%。NTT西日本と関西電力系の光通信会社ケイ・オプティコムによる競争が激しいこともあり、全国平均42・2%を上回る。

 しかしFTTHの普及スピードは鈍化している。近畿では23年3月末から6月末にかけて普及率は3%伸びたが、今年3月末から6月末にかけての伸び率は1・9%にとどまった。

 ケイ・オプティコムの担当者は「FTTH市場の成長鈍化は明らか。新たなサービスを提供することで需要開拓が必要だ」と指摘する。

 そのための取り組みのひとつが、大阪府枚方市や京都府八幡市など5市でCATV事業を展開していた関西電力系のケイ・キャットとの合併だ。

 同社はケイ・オプティコムが「eo光テレビ」で配信する番組コンテンツの製作も手がけていた。合併後のケイ・オプティコムは、ブロードバンド通信とCATV放送の両方を一体的に行う事業者として新たなサービスを開拓する。eo光テレビ向け以外に番組を外販する可能性もある。

 迎え撃つ既存のCATV業者には「危機感を募らせるケースもある」(総務省関係者)。近畿2府4県にCATV業者は約50社あるが、ほとんどがデータ送信可能量がFTTHより大幅に小さいHFC方式を採用しているからだ。

 家電メーカーや携帯通信会社は、テレビを光や無線によりインターネットにつないでさまざまなコンテンツを視聴する「ネットTV」「スマートTV」の普及に力を入れており、CATV業界では大容量のデータをスムーズにやり取りできるFTTHの需要が増す公算が大きい。

 HFCからFTTHへ転換する設備投資は規模の小さいCATV事業者にとっては負担が大きく、投資負担に耐えられない業者を巻き込んだ業界再編が起こる可能性がある。

 各社は契約者が視聴したいコンテンツだけをダウンロードするオンデマンド配信や、地域密着の情報番組の製作などに力を入れている。

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