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家庭用プリンターもスマホ連携 年末商戦激化、クラウドなど通信強化

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家庭用プリンターもスマホ連携 年末商戦激化、クラウドなど通信強化

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 家庭用プリンターの年末商戦が激化している。年賀状の印刷需要の高まりで、年間販売の4割に当たる約200万台が売れる最大の需要期とあって、各社は新商品をアピールし、新規顧客を開拓しようと懸命だ。

 この年末は、スマートフォン(高機能携帯電話)やインターネット上でデータを管理する「クラウド」など通信との連携強化が機能面での目玉となりそうだ。

 キヤノンはインクジェットプリンター「ピクサス」の新商品5機種を4日に発売した。無線通信「Wi-Fi(ワイファイ)」を全機種に搭載、スマホをリモコン代わりに操作すれば自動印刷が行える。主力機種「MG6330」の市場想定価格は3万1000円前後で、5機種の当初月産台数は合計35万台。同社は年末商戦で50%以上のシェアを握り、セイコーエプソンからの首位奪還を目指す。

 一方、「カラリオ」ブランドで展開するセイコーエプソンは、キヤノンに先駆けて9月20日から新商品11機種を投入した。

 スマホから写真などのデータを直接受信する機能のほか、新聞や雑誌記事などをスキャナーで読み取り、ネットを利用したクラウドのサービスを使って液晶画面での簡単な操作だけで保存できる機能を搭載するなど、通信対応を強化した。主力機種「EP-805」の想定価格は3万円台前半。年間250万台の販売を目指す。

 ブラザー工業は、新ブランド「プリビオ」を立ち上げ、9月に17機種を売り出した。奥行きを29センチに抑えながら、A3用紙まで印刷できるうえ、スキャンした書類などをクラウド上で友人や同僚などと共有できる仕組みも採用した。

 主力機「DCP-J4210N」の想定価格は3万円前後。新ブランドをテコに年末商戦で拡販し、プリンター国内2強のセイコーエプソンとキヤノンを追撃する構えだ。(今井裕治)

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