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ドコモ、従来比3倍の高速通信サービス 10市町でスタート

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ドコモ、従来比3倍の高速通信サービス 10市町でスタート

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 NTTドコモは16日、高速通信規格「LTE」に関する事業説明会を開き、同日から光ファイバーと同じ最大毎秒100メガビット(受信時)の通信サービスを一部地域で始めたことを明らかにした。通信速度は従来の約3倍となる。

 サービスは1.5ギガヘルツ帯の周波数を活用する。高速通信の対応地域は新潟市、金沢市、松山市、高松市など10市町。ドコモは当初、12市町で11月にサービスを始める予定だったが、富山、福井両市は準備が遅れたため来年3月末までの対応を目指す。来春までに札幌、仙台など計50都市以上に拡大させる方針。ただ、東京、大阪、名古屋などの大都市部は電波の利用制限があるため、2014年春以降になる。

 高速通信は、同社が10月に発表した12年冬モデルのスマートフォン(高機能携帯電話)などで利用できる。また、来春ごろに発売するスマホの新機種では112.5メガビットと業界最速の通信速度に対応する。

 ドコモはLTE対応の基地局を今年度末までに2万3000局を整備し、人口カバー率は75%を目指す。また、政令指定都市などでは約4000の基地局の機能を増強。現在の37.5メガビットの通信速度を75メガビットに高速化する。

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