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「コフレ」で競う化粧品メーカー ブランド強化、女性の心をつかみたい
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資生堂が提供するメーキャップレッスン有料サービス。つけまつげは持ち帰ることができる=東京都中央区 クリスマスシーズンを前に、化粧品メーカーが複数の化粧品などをセットにして販売する「コフレ」で競っている。メーキャップ用品などを組み合わせた限定品として売り込み、高級感をアピールしながら実用性に配慮した商品も目立つ。各社はコフレを誘い水に関心を高めたうえで、自社ブランドの固定的な愛用者につなげたい考えだ。
ヤクルトは26日、「グランティアEXメイクアップコフレ」(税込み5250円)を4万個限定で発売。新たに開発したジェル状の化粧下地などの商品に収納用ポーチを付けた。「化粧ポーチとしての機能性を重視した」といい、メーク中に勝手に閉じないように、ポーチの口にワイヤを取り付ける工夫を施した。
ファンケルが20日に投入した「メークアップコフレ〈クリスタルオーナメント〉」(3900円)は、限定色の口紅2色とつやを出すグロスをセットにしたリップパレットが目玉。
同時に、定番のメーク落とし「マイルドクレンジングオイル(マイクレ)」をコフレと同じ雪の結晶のイラストが付いたボトルに入れて限定販売。「コフレの購入者を『マイクレ』に誘導したい」ともくろむ。
コフレにとどまらず、期間限定のメーキャップサービスで顧客の囲い込みを図るのは資生堂だ。東京・銀座の総合美容施設「シセイドウ・ザ・ギンザ」で11月下旬から、自社製品を使って目元メークの有料個人レッスンを開いている。期間を昨年より15日多い40日間に拡大し、12月30日まで実施。つけまつげは、一人ずつ最適なものを選び、持ち帰ってもらう。レッスンは1時間で1万2600円。
12月は、おしゃれをして出かける催し物が多いこともあり、化粧品の販売が例年伸びる。東日本大震災で消費マインドが冷え込んだ昨年は、低価格志向も相まって低迷しただけに女性の関心が高いコフレにかける各社の期待は大きい。